2000/05/04(木)〜2000/05/07(日) 塩尻〜名古屋〜浜松〜静岡〜沼津 500km
走行ルート(作成中)
今年のゴールデンウィークは9連休というところも多いみたいですが、ウチの会社は2000/05/03(水)〜2000/05/07(日)の5連休。しかも火曜に残業したため、水曜早朝からというスケジュールは絶望的です。仕方ないので木金土日の4日間を走ることにする。
さて今回私が行きたいところはどこですか? そう名古屋です(特に理由なし)。しかしゴールを名古屋にすると帰りに帰省ラッシュでひどい目に遭いそうなので、
・名古屋から家へ戻ってくるルートにする
・少なくともこれまでに走ったルートと繋ぐ(始点または終点で)
という方針をベースに考え、初日は(以前通った)長野県塩尻駅まで輪行してR19で名古屋まで降りることに決定。200m上昇、900m下降です。170kmもあるから1日で到達できるかどうか分からないけど、そのときは途中どこかで宿をとるということで。ちなみに今回、宿は基本的に健康ランドかビジネスホテルに飛び込みのつもりです。
名古屋からのルートはその時の体調などで適宜決定。適当すぎるかな。
2000/05/04(木) 一日目 塩尻〜名古屋
朝4時頃に起き、矢野口駅発05:03の列車に乗車。大月駅の乗換え時にホームのコンビニで細巻き詰め合わせを買い、長距離走行に備えてもくもくとエネルギーを蓄積する。
電車が混むこともなく、無事に08:51に塩尻駅に到着。改札で清算をすると、駅員さんに「ずいぶん遠いところから来たんだねえ」と言われました。そうですね、鈍行だから4時間近くかかってます。
今回は着替えや雨具など一式を持ってきたため、フロントバッグ+リアキャリア+サイドバッグ(パニアバッグ)という装備です。ついでにスタンドも持参。外せば輪行時にも邪魔にならないし(サイクルコンピュータや空気入れと一緒に輪行袋ポーチに入れておく)、やはり町中では非常に便利なので。
 |
| 塩尻駅を出発 |
パーツが多くて組み立てに20分近くかかり、09:15に塩尻駅を出発。天気はバッチリ晴れ。
駅から数百mでR19に合流。「名古屋まで175km」の看板が。なんだかピンとこない距離だなあ。まあこれからイヤでも分からされるわけだけど。
 |
| R19の様子 |
R19は、自転車から見ると可もなく不可もなくといった感じの道です。ただ連休のためか結構車が多い。周囲は主に山村で、こいのぼりがたなびいていたりします。そうかそういう日なんだっけ。
まずは20kmちょいで200mちょいアップの緩い登り坂。あいにくの向かい風でかなりつらい。
10:20に道の駅木曽ならかわ(最近できたのかツーリングマップルにも電子地図にも載ってない)に寄り、桃100%ジュースを買って飲む。あっ桃ネクターとそっくりだ。というか桃ネクターって良く似せてあったんだなあ。それはともかくトイレなどを済ませ、続きを走る。
4kmほど進むとまた道の駅(奈良井木曽の大橋)。一応中を覗いてから通過。
暑くなってきたのでデニムシャツの腕をまくる。忘れずに日焼け止めも。これをやっておかないと後でひどい目に遭います(ふくらはぎには未だに去年の夏の火傷跡がクッキリ)。
向かい風に息を切らせつつ、10:40に本ルートの峠(標高約970m)である新鳥居トンネルに到着。1.7kmもある長いトンネルなので事前に調べた時にはかなり不安だったんですが、一応ガードで仕切られた歩行者通路があって一安心。
 |
| タオル男 |
排ガス対策としてタオルを顔に巻くことを思いつき、非常に怪しい格好でトンネルに突入。「暗いトンネルの中に突然浮かび上がる白タオル覆面の男」になるわけで、対向車のドライバーにとっては結構イヤかも。
 |
| 分水界 |
トンネルの中には太平洋と日本海の分水界がありました。ここから先で流した汗は、太平洋へ流れ込むわけだ。
さあここから先は下るだけ。のはずですが、あまりにも緩やかな下り(1%)のため向かい風でほぼナシにされてます。つらい。しかも名古屋までまだ150kmくらい残ってるし・・。
 |
| 中央アルプス |
10kmちょっと下って11:15、道の駅日義(ひよし)木曽駒高原の駐車場にて中央アルプスの山々を撮影。それにしてもこのあたりは道の駅が多いな。
 |
| 赤い鉄橋(木曽郡上松町) |
道は木曽川に沿って下っていきます。木曽川は妙に緑色な水と妙に白丸い岩の対比がとても奇麗。
 |
| 青い鉄橋(木曽郡大桑村?) |
架かっている橋も鮮やかな色のものが目立ちます。
あいかわらずの向かい風に苦しみつつ、12:40に道の駅大桑のレストランで昼食。
 |
| 燃料 |
「お得なセット(=安セット)」としてメニュー外に出されている900円の白身魚フライセットを、ちょっと不安を覚えながら注文。しかし(観光地にしては)結構ちゃんとした定食が出てきました。なんだか嬉しい。
ここからまた延々と向かい風の中を進む。周囲の山がいろいろな色の新緑で奇麗なんですが、ほとんど楽しむ余裕がありません。
13:50に「名古屋まで99km」の看板を通り過ぎ、5時間漕いで漕いで漕いで漕いで漕いで(懸命に走っただけので書くネタがない)、19:00に名古屋に到着。せっかくのルートをちょっともったいない走り方をしてしまったなあ。
 |
| 名古屋のテレビ塔 |
ともあれ、ライトアップされたテレビ塔を見て一安心。着いた着いた。本日の走行距離は175km。
この時点で、のどにかなりダメージがきてます。息を限界まで吸いこんだ際の、のどが痛いようなかゆいようなあの感じをXとすると、ちょっと息を吸っただけでXなのです。深く息を吸いこもうとすると咳き込んでしまう。私は疲れるとこうなるみたいで、去年初めて峠越えをしたときもそうでした。
今日は一人でしっかり眠れるホテルを探すことにしよう。
インターネットでいくつか読んだ自転車旅行記を参考に、駅の観光案内所に行って「宿を探してるんですが」と聞いてみる。宿の名前と料金の一覧表を渡されました。一番安い(4,800円)「つちやホテル」に電話をかけ、あっさりと部屋を確保。なあんだ簡単じゃん。もうちょっと苦労するかと思ってたのに。
駅からすぐのこのホテルは、トイレと風呂が共同で一昔前な感じ。でもいまどきのビジネスホテルより部屋は広いし、私は例のユニットバスが苦手なので、かえって快適です。自転車をホテルの物置に入れてもらい、夕飯を食べに駅方面へ。
職場で「名古屋に行く」と話したら「味噌カツ」と言われていたので、味噌カツを求めてさまよう。しかし20時を過ぎたばかりなのに大半の店が閉まっています。駅地下の食堂集合体でやっと味噌カツを見つけて食べる。なるほど、普通のトンカツのソースが味噌ダレなのですね。うまい。
ホテルに戻り、別棟の共同浴場で汗を流し、翌日のルートを電子地図で半端に調べたりしてから就寝。今日は本当に疲れたなあ。
2000/05/05(金) 二日目 名古屋〜浜松
06:30に起床。体のコンディションを確認すると、足はまだ張ってるけど全体としてはまあまあ。天気予報は今日も快晴です。
さて今日はどう走ろう。充電していたノートで電子地図をチェック。うーん、R1沿いに浜松まで走ると115kmでちょうどいいな。これに決定。
ホテルを出て、駅の近くの吉野屋で朝定食。一日走るにはやっぱり米粒を食べておかないと。
浜松に向かう前に名古屋城を見に行く。しかし入場料500円とのこと。それなら外から見るだけでいいや。
 |
| 名古屋城と私 |
天守閣が見える位置を探して外堀をぐるっと一周。藤棚が奇麗だなあ。藤の花の間にはクマバチがぶんぶん飛んでます。適当な場所で、散歩していたおっちゃんに頼んで記念写真。08:20。
名古屋城からは早朝で空いているR19に乗って7km南下し、R1に乗って東へ。追い風気味なのでとても楽ちん。
 |
| 矢作川の顔 |
10:40、岡崎市の矢作川の橋を通ると、なんだか川辺の砂地に顔がたくさん描いてある。これだけの大きさと数だと結構な手間だと思うんだけど、一体何なんだろう。ちょっと不気味・・。
 |
| 岡崎公園時計台の能人形 |
10:55、岡崎城という看板を見て寄り道。
城の手前の岡崎公園に入ると、何やら人だかりがしている。見ていると時計台(高さ3mくらい)のてっぺんが開いて、中から能を舞う人形が登場。手首の返しなどを見ると、それなりのテクノロジーが注ぎ込まれているんだろうなあと思われます。胸が開いて面が飛び出したりして芸が細かい。約3分後に舞いが終わって時計台が閉じる。パタン。
 |
| 岡崎城の新緑 |
園内はもみじ(かえで)の新緑が目に痛いほど鮮やか。うーん奇麗。城自体はどうでもいいや。
 |
| R1沿いの田園 |
さらにR1を進んでいくと、だんだん周囲が良い感じの田園になってきました。左右に小さい山が連なり、それぞれがいろんな新緑で彩られています。これで道路がもうちょっと広くて車が少なければなあ。
12:00ちょうど、R1脇に喫茶店を見つけて昼食。サービスランチのロールカツ。あ、ここも味噌ダレだ。なかなか。店のおばちゃんに言ってボトルに水を分けてもらう。
午前中に稼いだ距離は約55km。さてあと半分だと思って走り出すと、風向きが変わり向かい風に。あれえ。バーエンドバーの先端を持ち、できるだけ上体を寝かせて走る。
 |
| タマネギ畑の脇で一休み |
しかし昨日の疲れも重なり、どんどんつらくなってきました。ダメだ一旦休もう。14:00にタマネギ畑の脇に歩道橋の日陰を見つけ、横になって休憩。ふう。カロリメ食でエネルギーも補給。
 |
| 潮見バイパスと歩行者道路 |
息を吹き返してR1を続走。30分ほど進んで静岡県入りし、海岸沿いの道に出る。ここからはR1が「潮見バイパス」という車専用道路になり、左手に作られた歩行者自転車道を走ります。晴れているので海が奇麗。
 |
| 鉄橋で隠れて見えない浜名湖 |
しばらくバイパス脇を走り、それから海を離れてウナギの浜名湖へ。しかし湖を渡る橋からは、鉄道鉄橋が思いきり邪魔をしてウナギが見えません。じゃなくて湖が見えません。残念。15:10。
そろそろのどにXが来ました。午後からの向かい風がこたえたからなあ。Xをどうやらこうやらなだめつつ浜松駅へ。駅に近付くにつれ、ハッピを着た人達が増えてきます。今日はお祭りなのかな。
16:50に浜松駅に到着。本日の走行距離は約125km。昨日と同じパターンで宿一覧表をもらい、やはり一番安い(4,500円)浜松ホテルに部屋をとる。
宿に着いてチェックインすると部屋代が1,000円高い。聞くと5/3〜5/5は浜松祭りのため特別料金とのこと。アンラッキー。まあどこも一緒なんだろうから仕方ない。その分祭りを見に行って元を取ろう。
部屋は二人部屋に通されました。ラッキー。トイレとバスは部屋に付いており、別に共同浴場もあるとのこと。早速共同浴場へ入るとしょうぶ湯でした。
 |
| 浜松祭りの様子(格子模様は加工ミス) |
祭り見物と食事のために再び浜松駅へ。やってるやってる。「浜松祭り」は、野球の応援みたいな勢いのあるリズムに乗って町中をねり歩く(走る)イベントのようです。熱狂してるなあ。でっかい御輿も出ている。
食事はやはり浜名湖の近所ということでウナギを。3階建てのウナギ&寿司の店に入り、うな重1,800円を注文。当たり前だけどおいしい。
宿に戻り、風呂場の裏の路地みたいなところに置いてあるコイン式洗濯機で服を洗濯。従業員の人が「猫が入るのでドアは閉めておいて下さい」と言っていた通り、路地の向こうに猫のシルエットが見えます。30分後にもう一度来ると、隣に子猫のシルエットが増えてました。カメラ持ってくれば良かったかな。
遠くでまだ鳴り続けている例のリズムを聞きながら、23:30には就寝。
2000/05/06(土) 三日目 浜松〜静岡
07:00に腕時計アラームで目を覚ますも、どうもまだ眠いので二度寝。
08:00に起きて、本日の予定を立てる。R1は走っててもあまり面白くなかったので、R1を無視して静岡県南端の御前崎(おまえざき/R150沿い)と牧ノ原台地の茶畑(R473沿い)に寄り、静岡駅まで行くことにします。だいたい120kmくらい。
08:30にチェックアウト。駅周辺に米を食べさせてくれる店は見つからなかったので、仕方なくマクドナルドで朝セット+追加バーガー。
米人食を食べながらツーリングマップルを見ていると、浜松駅からR1を越えて海岸まで南下したところに中田島砂丘というのがあるらしい。2km程度の寄り道なのでまずはそこへ行ってみる。
しかし走り初めてすぐに体調の悪さに気付く。なんだか眠いようなだるいような、力が入らない状態。しかも足が筋肉痛で痛いです。まずいなあ。
 |
| 中田島砂丘 |
09:15に中田島砂丘着。防砂提に自転車をとめ、砂の上をざくざく歩いていく。すでに結構つらい。砂丘自体は、想像していたような真っ白な丘ではなくて草があちこちに生えていて、見たところ福岡の実家の近所の海岸とそれほど変わらない感じでした。
 |
| 鳥とトラクター |
R1に戻ってしばらく進む。道ばたの畑で、ツルだかサギだかの体が白くて頭がオレンジ色の鳥が数羽うろついているのを見かける。1m横でトラクターが作業しているのに全く気にならないらしい。なんだか良いので写真に撮りました。
海岸から離れ始めたR1と別れ、海岸沿を走るR150へ右折。
ここからR150で御前崎までまっすぐ行くつもりだったけど、天竜川を渡ったところで「太平洋自転車道→」という看板があったので海側へ出る。
 |
| 太平洋自転車道(竜南町付近) |
太平洋自転車道はなかなか良い道なんですが、若干向かい風です。「あれよあれよ」とか言っている間に疲労がたまり、非常に嫌な気分になってきました。
10:50、自転車道脇の広場で木陰になっているベンチを発見。近くで笛の練習をしているおじさんの雅(みやび)な演奏を聞きながら、20分ほど寝てしまう。
再び走り出す。さっきよりはマシだけど、まだあまり良い気分ではないなあ。
太田川の河口を迂回して一旦R150に戻り、そのまま自転車道を見失ってR150を走り続ける。このへんはメロンが特産らしく、メロン看板があちこちに目立ちます。
12:00、R150脇にラーメン店を見つけて昼食。それほど食欲があるわけじゃないけど、とりあえず食べておかないとさらにまずいことになりそうなので。無理して味噌ラーメンをダブル麺で注文し、汗をかきながら詰め込む。あとボトルにウーロン茶を頂く。
ここの無料漬け物はぱっと見たところキュウリなんですが、よく見たら小さいメロンでした。さすが特産地。味はキュウリと瓜の中間みたいな感じ。
昼飯後しばらく走っていると、また「あれよあれよ」とか言っている間に今度は体調が回復してきました。どうなってるんだ私の体。朝のマクドナルドが何かダメだったのか?
とにかく向かい風も平気になってしまい、御前崎に向かってモリモリ進む。
 |
| 御前崎 |
14:00、御前崎の突端に到着。灯台は崖の上に見えてます。緯度経度が書かれた「静岡県最南端の岬」の柱を写真に撮る。
 |
| メザシ状態のこいのぼり |
御前崎をぐるっと回ってR150を11km進み、海岸を離れて茶畑へ向かうR473へ左折。途中、盛大なこいのぼりを見かけました。
 |
| R473の作りかけバイパス |
R473に入ってすぐにバイパス(作りかけ)に入り、広くて綺麗で車が少ない道を飛ばす。周囲は茶畑。最高です。午前中の気分の悪さを相殺して余るほどに良い気分。ここはいつかまた走りに来よう。
 |
| 茶畑と防霜ファン |
バイパスを抜けて進むと、茶畑の密度がさらに高まってきます。茶畑には先端に扇風機の羽根みたいなのがついた5mくらいの柱がたくさん立っていて、何だろうと思って柱の配電盤を見たら「防霜ファン」と書いてありました。なるほど。今は動力を切ってあって、風を受けて回っているだけなんだな。
途中120mほどグッと標高を上げ、牧ノ原台地を進む。周囲は民家と茶畑と茶葉工場だけ。工場から流れてくるらしいお茶の香りもする。良いなあ。
 |
| 茶畑と下界 |
高台なので、茶畑の向こうに山並みや町並みが見渡せます。
牧之原台地からまた120m下り、大井川を渡ったところでR1と再会。このままR1で静岡駅前まで走ります。
志太郡と静岡市の境にある宇津ノ谷トンネルに向けてちょっと登っていく。途中でR1が自転車歩行者禁止になっており、悪態をついて「つた街道」という県道に迂回。
18:00にトンネル手前の「道の駅 宇津ノ谷峠」に到着。トイレを借りてからトンネルへ。
トンネルは2本あり、それぞれが上り専用と下り専用になってます。私がやってきた上り側のトンネルには歩道がついていないため、歩道橋で下りトンネル側に移ってからトンネルを通過。コストのかけ方も全く車優先だよなあ。
トンネルと抜けると、また「道の駅 宇津ノ谷峠」がありました。上り線と下り線にそれぞれ別にあるらしい。しかもなぜか上り線ではトンネルの両側にあるため、「道の駅 宇津ノ谷峠」は計3つあります。そんなに儲かるのかなあ。
 |
| 謎のタワー |
静岡駅へ下って行く。途中阿部川を渡っていると、左前方にロケットみたいな変な建物が見えました。その後インターネットで調べても情報は掴めず。ああ気になる。
 |
| 静岡駅 |
19時に静岡駅に到着。走行距離は130km。前半はどうなることかと思いましたが、走り終わってみるとこの3日間で一番余力を残していました。うーん、体が自転車旅行に慣れてきたと思って良いのかな。
例によって駅の観光案内所へ。しかしどう見ても閉まっています。改札で駅員さんに聞いてみると、18:00までしかやってないとのこと。怠け者めぇー。駅員さんが気をつかってパンフレットをくれたけど、宿情報は載ってません。
そこで駅構内のまだ開いていた本屋に行き、ビジネスホテルガイドを立ち読みして電話番号を覚え、その電話番号を暗唱し続けながら公衆電話まで歩いて行ってホテルに連絡。とれました。5,500円のビクトリヤホテル。
今晩の宿は完全に今どきのビジネスホテルで、部屋が狭くて風呂もユニットバスのみです。でもベッドの寝心地はこれまでで最高。ユニットバスで体を洗ってから夕食へ。
非常に腹が減っていたので名物を探す余裕もなく、客がたくさん入っていた駅前の回転寿司に吸い込まれる。しかし時間が遅いのでネタが切れがち。アジや鮭やサラダ巻を食べ、とりあえず腹を落ち着かせる。味はふつうかな。
カロリーメイト類を切らしていたので、帰りに駅前商店街のドラッグストアで補給。最近知ったことですが、スーパーではせいぜい190円のカロリーメイトがドラッグストアでは150〜160円で売ってます。ダイエット食という扱いなんでしょうか。
そしてホテルへ戻る途中、ホテルの手前50mで突然後ろタイヤにゴツゴツした感触。これは。このMTBに乗り始めて1年半、2度目のパンク(1度目は通勤中)です。もう暗いし面倒なので、明日の朝修理することにしよう。
ホテル裏の従業員口に自転車を並べ、部屋に戻る。
今日は体力的に余裕があるので、明日のルートをしっかりチェック。(以前に小田原からの箱根越えで到達したことのある)沼津駅まで走り、そこから輪行で帰ることにする。でもそれだけだとつまらないから、駿河湾に5kmほど出っ張った「三保」というところに寄って行きます。羽衣の松とかがあるらしい。
距離は70kmくらい。輪行するためにちょっと早く到着したいので距離は短め。
この旅も明日で最後なんだなあ。せっかく調子が出てきた(ように思える)のにちょっともったいない気分。次回の構想などを練りながら00:00前に就寝。
2000/05/07(日) 四日目 静岡〜沼津
07:30に目を覚まし、ホテル裏でパンク修理。調べてみると、"C"の形をしていて両端が尖った5mmくらいの金属が刺さっていました。何だろうこれ。とにかく穴あき個所に糊不要パッチを貼って修理完了。
そのまま自転車で吉野屋に行って朝食をとり、ホテルに戻って08:20にチェックアウト。
体調は万全です。まずは真っ直ぐ海岸に向かい、この辺でも海岸沿いを走っているR150に乗って東へ。R150はこの辺では「いちご海岸通り」という名前になっており、いちごの香りがそこかしこに漂っています。いちご狩りハウスもちょくちょく見かける。
 |
| 羽衣の松 |
途中からまた太平洋自転車道(昨日見失ったアレ)を走り、09:10に羽衣の松に到着。なんだかあちこちに支えがしてあって痛々しいな。
 |
| 羽衣の松二世 |
近くには、この松から取った枝を接ぎ木した「羽衣の松二世」がありました。伝説の松の遺伝子を未来に残すためとのこと。そんな大層なものかなあ。
 |
| 三保の灯台 |
後で走行ルートの見た目を良くするため、三保の先端まで回る。飛行場や灯台がありました。この辺は海水浴場らしいけど、まだシーズンには早いのか人はまばら。
三保の付け根まで戻り、海岸沿にR150-R149と走って清水駅前でR1とまた合流。ここから沼津まではR1しか道がありません。
 |
| 甘夏の無人販売 |
途中、無人販売で2個100円の甘夏を購入。妙にうまそうに見えたので。帰宅してから冷やして食べましたが、実際うまかったです。
 |
| 「歩行者自転車通行禁止」 |
一部の橋が車専用だったりするR1を不機嫌に走行。さらに由比(ゆい)町に入ってからは、歩行者が通ることを絶対に考えていない路側帯の狭さです。そして由比町のはずれでついに「歩行者自転車通行禁止」の看板。11:00。500m手前にも予告があったんですが、一般道に抜ける方法くらいあるだろうと思ってここまで来てしまいました。ありません。すぐ左手は東海道線で踏切も一切なし。
車社会を呪詛しながらUターン。しかし路側帯が狭くて車も多いため、危なくて乗っていられず押し始める。みじめだ・・。
 |
| 線路脇の小道とおばあさん |
50mほど戻ったとき、籠を背負って麦藁帽のいかにも農作業に向かう感じのおばあさんが、線路を横切っていくのを見かける。とりあえずこのまま逆走で500m以上戻るよりはマシだからついて行こう。
自転車を担いで渡った先は、下り方向(西)へと伸びる、線路と民家の隙間に作られた細い道(?)でした。脇に小さな農園が。おばあさんに追いつき、一般道に抜けられるかどうか聞いてみる。オッケーらしい。「気を付けてねえ」「どうも」というやりとりを交わし、草むらをかき分け、民家の隙間を抜けて、無事に県道らしき道に合流。やれやれ。おばあさんありがとう。
この辺はR1が車専用のバイパスになっているらしく、内陸側へ大回りする県道396号に乗って進みます。富士川を渡り、12:00にうどん系ファミレスでネギトロ丼の昼食。
田子の浦港を過ぎたあたりで海岸沿いの県道380号に乗り、追い風で13kmほど走って13:40に沼津駅に到着。走行距離は75kmでした。4日間のトータルは約500km。よく走ったなあ。
 |
| 輪行で帰宅 |
ゆっくりと自転車をパッキングし、14:27の列車に乗り込む。車内で熟睡し、小田急読売ランド駅に16:44に到着。自宅には17:15に帰着しました。
旅を終えての感想。あまりにも無計画な旅だったけど、それなりになんとかなってしまうものだなあ。宿も全て飛び込みで問題なかったし。これからも無計画にあちこち走り回っていきたい(きっといつかは痛い目に遭う)。
サイクリングレポートへ戻る
トップページへ戻る